† アメジストブレスとタクシー運転手 †

今日の出来事は偶然といえば偶然なのかもしれないけど・・・

今朝出かける時に、最近はしばらくつけていなかったアメジストのブレスがなぜか無性に気になり、
なんとなくつけて出かけた。

用事をすませ、普段ならそこからバスか電車で帰るのだが、非常に疲れていたことと、
時間的に余裕が無いという事もあって、タクシーに乗って帰ろうかな〜なんて思った瞬間、
目の前に一台のタクシーが停まった。

タイミングもよかったから乗って行こう!と早速乗り込み、行き先をつげると、
運転手さんはなかなか陽気な方で、

「いやぁ〜〜すいませんね〜〜!今〜実は焼き芋くってたんですが〜すんごーいコレおいしいんですよ〜〜!!」
と、最初からこんな感じで明るく話しかけてきてくれた。
なんか、ささやかながらにおいしい焼き芋を食べてすごく幸せそうで、ほのぼのした気分でたわいのない会話をしていた。
話の流れで実は運転手さんは、ガンを患っていて、あちこちに転移しており、もう末期とのことで手術もしようがなく、
抗がん剤で、効果があれば少しは寿命が伸びるだろうけど、効かなかったら余命半年って言われたという話を聞いた。
あまりにもあっけらかんと楽しそうに話ていたから、最初は本当????ってまたまたご冗談を〜なんてノリだった。
が、運転手さんの運転している腕にそっと目をやると、手首は私の手首よりも明らかに細い・・・ということが分かった。

「余命半年」

そう宣告されたのは、去年の11月だという。
もうすでに約4ヶ月・・・もしや残り2ヶ月・・・・・。

たまたま乗り合わせて、別にわざわざ最初から私ガンなんですよ〜〜〜なんてわざわざ聞いてくれ〜
なんて雰囲気があったわけでもない。
なんとなく、偶然か必然か、そんな話がポロリと出るような話の流れになってしまったんだろう。

辛気くささを感じさせないように精一杯明るく陽気に話す運転手さんの話に耳を傾けながら、私はきがついたら無意識に
自分のつけてきていたアメジストのブレスを握りしめながら、いつのまにか心の中で、
「どうか、一日でも長く元気で過ごせますよう、
そしてその日が来た時は、どうか楽に眠れるように守ってあげて下さい。」
と石に願っていた。

目的地について降りる間際に、さしでがましいかとは思いますが、良かったら・・・と
アメジストのブレスを差し出した。
3秒ぐらい運転手さんも目を閉じてゆっくりと、「ありがとう。大事にさせてもらいます。」と受け取ってくれた。

お金を払って降りようとしたとき、
「アメジストってもしかして2月の誕生石ですか?」と聞かれた。
よくご存知で・・・と思いながら、そうであることを伝えると、

「私、誕生日が2月なんです。誕生石ですね・・・」

その時、もしかしてアメジストのブレスはこの為に私に連れて行ってくれ・・・という波動をだしたのか?
と思えた瞬間だった。

よっぽどのことが無い限り、二度と会う事がないであろう運転手だんだけど、
少しでもアメジストのブレスが運転手さんの役にたってくれればいいなと思う。
きっと役に経ってくれるだろうと思う。

どうか、一日一日、楽しく元気で過ごす事が出来ますように。